ピアニッシモ
2024/04/11
富士市の人気ピアノ教室🐰🎹💕
フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。
楽しいレッスンで心が成長し人生を彩り豊かにします。
アメリカの作曲家ウィリアム・ギロック(1917-1993)
ギロックは子どものための作品を数多く作曲しました。
美しく味わい深い作品をたくさん残しています。
伊藤先生という方がアメリカにて
ギロック先生に
師事されていた頃です。
レッスンでギロック先生の
「音もなく降る雪」
という10小節の作品を演奏したときに
ギロック先生が泣き出されたそうです。
それはギロック先生が求めていた本当のピアニッシモでした。
異国の地でしかも作曲家自身にピアニッシモで
評価されたことに
大きな感動を抱いたそうです。
日本ではとかくしっかりしたフォルテ「f」音を
求められがちです。
ピアノ「p」で弾く
ピアニッシモ「pp」で弾く。
「p」は弱く、と言われていますが
「静かに」が本来の意味です。
「p」は意外にも指の力を弱くすればよいとは限りません。
まして「pp」となると
神経を研ぎ澄まして美しく響かせるのは至難の技です。
指の力をただ弱めただけで弾こうとすると
音が鳴らないのです。
むしろ指の力をコントロールして
「静かな」音を出します。
これはレッスンで深く学ぶべきことです。
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