富士市のピアノ教室,フェリーチェおさだ音楽教室

 

笑顔いっぱいの生徒さんが通う

富士市の人気ピアノ教室

フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。

 

前回を含め、ショパンコンクールを3回に渡ってお伝えしましたが

今回はショパンの楽譜を中心に

曲集についてお届けします。

 

まずはショパン。生まれはポーランドで亡くなったのはフランスです。

 

当時、ポーランドに住んでいた頃は

地元の出版社から曲を発行し

フランスではフランスの出版社から

曲集を発行していたと推測されます。

 

元はショパンの手書き譜を出版社が校正して

見やすい楽譜に印刷します。

たまに校正者が音を書き間違うこともあります。

 

なので正しくない出版社の楽譜が存在します。

あまり良くないのは「ペータース版」と呼ばれています。

 

私の場合、地元で習った先生が

「桐朋学園大学」井口愛子先のお弟子だったため

ショパンの曲集など全て 「春秋社」でした。

春秋社は桐朋の井口基成先生の校正です。基成先生は愛子先生のお兄さんです。

 

音大3年生の頃の別の先生は

ショパンのスケルツォにヘンレ版を指定されました。

 

ショパンの曲集はエキエル版がピカイチです。

なぜならショパンコンクールの公式楽譜だからです。

 

1990年のコンクールでヤン・エキエル氏の弟子

高橋さんが入賞しています。

 

以前はパデレフスキ版が安定を保っていましたが

ショパン研究家のエキエル氏の監修した版が最良とされています。

 

ちなみに青いおなじみの全音版は私が音大で学んだ

作曲法の山崎孝先生が監修です。山崎先生は藝大出身です。

 

ポーランド直輸入のエキエル版は高いですが

最近は全音からエキエル版が順次発売されています。

ポーランド版より安価です。

 

ショパンの書いた楽譜に忠実なのは

エキエル版です。

いつかはショパンを弾きたい。そう思いませんか。

 

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