失敗が成功に変わる
2024/09/02
富士市の人気ピアノ教室
フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。
ご愛読ありがとうございます !
私はレッスンでピアノテキストの宿題ページに
「ふせん」を貼るように指示しています。
幼児の生徒さんでも2冊から4冊くらいのテキストを
持っていますし
1冊につき宿題が4ページ以上になることもあり
ふせんが無いと本当に困るのです。
紙のふせんもたまに使いますが
特にプラスチックふせんは大活躍です。
ふせんというのは、もともとアメリカ発祥の
「ポストイット」のことです。
日頃からレッスンでとてもお世話になっている
「ふせん=ポストイット」の秘話です。
1969年のこと。
アメリカの化学メーカー3Mの研究室で
スペンサー・シルバーは粘着力のより強い
接着剤を開発していました。
ところができたものは
ありえない程「剥がれてしまう」接着剤でした。
研究は失敗です。
しかしここからが彼の非凡なところでした。
彼はこの失敗作を会社全体に共有したのです。
その希望は5年後に実を結びます。
同社の科学者の一人アート・フライが
ひょんなことからこの失敗作の
偉大な可能性を発見したのです。
アートは当時、教会の聖歌隊の練習に参加していました。
譜面台に賛美歌集を置き、パートごとに
しおりを挟みながらめくっていきます。
でも問題がありました。
そのしおりが落ちやすいことです。
苛立っていたアートの頭に
ふとスペンサーの「失敗作」が浮かびました。
とめる時はしっかりとまり綺麗に
剥がれ
何度でも再利用できる。
まさに完璧な「しおり」でした。
後に、世界100ヶ国以上
4000種類販売されるようになった
ポストイット (Post-it)ふせんの誕生です。
失敗は恥ではありません。
だから1人で抱えるのはもったない。
「失敗」は「成功」になるもとです。
ピアノの生徒さんの失敗(ミス)は、
他の生徒さんにも「ここは間違えやすいところだよ」
と教えることができますし
人生の中で失敗と思うことが素晴らしい財産になる
可能性がありますね。
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基本的に対面ですが
世界中でオンラインレッスンを
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