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ピアノをやめようと思った時

ピアノをやめようと思った時

2024/09/23

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フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。

 

以下はある男性ピアノ講師のお話です。

 

突然ですがあなたは、

ピアノをやめようと思ったことはあるでしょうか?

 

実は…僕もあります。

ずっと昔

本気でピアノをやめようと固く心に誓ったことを。

 

それは小学校3~4年生の頃でした。

当時野球が大好きで、学校から帰ると

いつも公園で友達と野球をしていました。

 

でもうちは

「ピアノを練習しないと遊びに行けない」という

厳しい戒律(母親)があったわけです。

 

これは絶対のルールで例外はありません。

友達がボールとグローブを持って

家まで誘いに来てくれても

僕はピアノを練習しなければならない。

先に行ってしまう彼らを

悔しい気持ちで見つめるしかありませんでした。

 

そういう不満や・

思うように弾けないジレンマで

気持ちはどんどん下がっていきます。

何より明らかに自分はピアノに向いていない。

 

あるレッスンの日、本気でやめようと

ピアノの先生に告げにました。

(戒律によると、やめるときも自分で)

 

当時の僕は極度の恥ずかしがりやで

ピアノの先生と話したことはほとんどなく

緊張でどう言ったかも覚えていません。

 

おそらく先生の顔を見ながらではなく

自分の膝か譜面台に向かって言ったと思います。

 

しばらくして先生は何も言わず

楽譜のすみっこに書いてくれました。

 

「毎日、5分でいいから弾こうね」

それを見て私は驚くとともに安堵しました。

 

それならできる。。

 

当時ピアノは最低でも30分から1時間くらい

弾かなければいけないもの、と思っていたのです。

そういうものだと信じていたのです。

 

それがたったの5分でいいとは。。

なんだ、それならできるよ。

 

そして驚きと安堵とともに

小さい子どもながらに感じました。

 

「先生は僕にピアノを続けてほしいんだな。

こんなに僕のこと思ってくれているんだな。

 

僕がピアノをやめたら悲しいんだな。

やっぱりピアノつづけようかな」

 

僕はピアノを続けることにしました。

 

あの出来事があって今の自分があります。

いつもピアノがそばにあります。

 

ピアノに生かされて仕事もいただき

ピアノとともに人生を歩んできました。

そしてとても幸せです。

 

あのとき先生が止めてくれなければ

僕の人生は大きく変わっていたでしょう。

 

そっちの人生も楽しかったかもしれませんが

こっちの人生に連れてきてくれた

先生にとても感謝しています。

 

先生は

誰かのために弾くことの素敵さを教えてくれました。

誰かを悲しませてはいけないことを教えてくれました。

 

ピアノは誰かを幸せにすること、

自分を幸せにすることを教えてくれました。

 

いろんな人生があっていいと思います。

 

でも僕はピアノがある人生は素敵だと思います。

 

先生が教えてくれたそのことを、

小さな子どもたちに伝えていくこと。

それがこれからの僕の人生であり

先生への恩返しかもしれない。

 

月を見ながらそんなことをふと思いました。

 

以上が男性ピアノ講師のおはなしです。

 

たとえ少ない時間でも、続けることの大切さ

コツコツ積み上げることの偉大さ

を感じることができたのでは

ないでしょうか?

 

特に3〜4年は年齢が1ケタから2ケタになるため

ちょうど考えが一段階かわり、

ある意味、親に反抗的になる時期です。

 

頭ごなしに叱りとばさないよう親御さんは心得てください。

 

 

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