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東大か芸大か その5

東大か芸大か その5

2024/10/22

 

笑顔あふれる生徒さんが通う、富士市の人気ピアノ教室

フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。  

 

作曲家でピアニスト内田拓海さんのおはなし「その5」です。

子育て世代にはとても参考になります。

 

 

文部科学省の調査で2022年度に不登校と認められた

小・中学生は全国に29万9千人。

 

年間30日以上欠席「長期欠席者」を含めると

46万人のこどもが学校に「行けない」「行かない」状況で

クラスに1人以上という計算になる。

 

そうしたなか

異色の経歴を持つ26歳の作曲家、内田拓海さんに

注目が集まっています。

 

内田さんは6才から15才までの9年間、

小・中学校に1日も通学せずに東京藝大に合格。

 

本人は不登校でも意外と大丈夫と語るが

彼が「選択的不登校」に至った過程とは?

 

学校側との話し合いはずっと平行線でした。

 

「行かない」というわが家の方針に、学校側も納得できなかったのでしょう。

とうとう学校側が“キレて”しまいました。

 

「それでは1年間、本当に通わなかったら

小学校から拓海君の“籍”を抜くことになりますが

それでもいいんですね?」

 

そう言って教育委員会の担当者と校長先生は帰っていったそうです。

 

彼らが言う“籍”とは「学籍」のこと。

学籍はその学校や教育施設の児童、生徒であることを

示すものです。

 

こどもひとりひとりに

小学校から大学、大学院まで教育施設では

かならず与えられるものです。

 

その記録は

法令に基づいて“指導要録”という

記録簿によって

必ず管理されることになっています。

 

つまりとても大事なもので

本来は「籍を消す」ことはあり得ない事態です。

 

実際、法令に触れる可能性があることだそうですが

それでも消し去ってしまうというのですから

学校側としては

受け入れ難いことだったと思います。

結果、内田さんは本当にどこの学校にも籍がない児童

学校教育においては“存在しない子ども”になってしまいました。

 

「そんなこと平成の時代に起こるの?」

と思う方もいるかもしれませんが

本当に起きたのです。

 

記録上そして事実上、小学校に入学も卒業もしていません。

 

こうした表現が正しいのかはわかりませんが

一般的にイメージする不登校の子どもの場合、

学校には通わなかったとしてもクラス分けされて、

「1年3組です」といったお知らせが学校から来ます。

全教科分の教科書や副教材も一式貰えます。

 

個人としては自分で「行かない」と決めていたので

気にもなりませんでしたが

 

この“無学籍”問題は

後々面倒なことになってしまいます。

 

「学校へ行け」「勉強しろ」と言われたことは一度もなく

近所の人や親戚

周りからは「変わった子どもで大変だな」という目で

見られていたかもしれません。

 

お母さんは亡くなった父方の祖父からも厳しい言葉を

投げかけられていたそうです。

 

それでも両親から「学校に行きなさい!」

「勉強しなさい!」と一度でも言われた記憶はありません。

 

「学校、行ってみない?」と聞かれたこともありませんし

 

それどころか

内田さんを心配するそぶりもありませんでした。

 

不登校や教育方針を巡って

両親がケンカしているところも見たことがありません。

「教育に無関心な親」だと思う方もいるかもしれませんが

教育的ネグレクトでは全くありませんでした。

 

「自分の好きなことをやりなさい」

「自分のやりたいように生きなさい」。

 

特にお母さんはこどもにとって大事なことだと

考えていたのです。

 

 

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