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クリスマスソングと喜びの歌 最終回

クリスマスソングと喜びの歌 最終回

2024/11/25

あなたの人生を音楽で彩り豊かにする

富士市の人気ピアノ教室

フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。

 

ベートーヴェンの交響曲「第九」にまつわる最終回です。

 

日本で全曲の完全な「第九」初演が行われたのは

鳴門市の初演から6年後の1924年

です。

がウィーンで「第九」が初演されてから

ちょうど100年目でした。

 

 

1924年11月29日、

東京藝術大学の前身である東京音楽学校の

先生や学生たちにより演奏されました。

 

会場は

現在も上野公園の一角に保存されている旧奏楽堂です。

 

「第九」は時代を超え現代にも通じる熱きメッセージです。

第4楽章でバリトン(またはバス)の歌手がすっくと立ち上がり

「おお友よ、このような音楽じゃない」と

歌い出す場面は

コンサートで何度体験してもトリハダものです。

 

「もっと喜びにあふれたメロディを歌おう!」

「フロイデ!(歓喜だ!)」と続いて

あの「歓喜の歌」を歌い出します。

しかし「第九」はそれで終わりではありません。

 

「勝利に突き進む英雄のごとく、自らの道を行け」

「抱擁と接吻を全世界に」

「すべての人々は兄弟になるのだ」などなど

混迷する現代にも通じるメッセージがてんこ盛りなのです。

 

 

1998年2月、長野冬季オリンピックの開会式で

小澤征爾さんの指揮により世界五大陸を中継でつなぎ

「第九」が演奏されたのを覚えている方も多いでしょう。

 

東日本大震災の直後、コンサートが自粛された中

犠牲者を追悼するために東京で演奏されたのが

ズービン・メータさん指揮の「第九」です。

 

日本だけではなく国外でも

歴史に残るような機会に「第九」は演奏されています。

 

たとえば1989年12月にはベルリンの壁が崩壊した直後、

指揮者のレナード・バーンスタインが声をかけて

欧米の名門オーケストラ楽員がベルリンへ集結。

 

「フロイデ!(歓喜)」を「フライハイト!(自由)」と置き換えて歌われました。

それだけ強く訴えかけるパワーが「第九」にはあるのです。

 

 

「歓喜の歌」の歌詞を違うメロディで歌った部分もあり

コンサート前の予習として日本語訳詞を

じっくりと読み込んでおくのもいいでしょう。

 

ぜひコンサートに出かけて

震えるような感動を味わってくださいね。

 

4回にわたってお伝えしたベートーヴェンの「第九」

お読みくださり

ありがとうございました。

 

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