発達障がいの生徒さん

ピアノで才能を開花させる

富士市の人気ピアノ教室

フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。 

 

いつも私のブログをお読みいただき

本当にありがとうございます。

 

今年、入会したSちゃん。

歌が好きだから、ということでピアノを始めました。

 

私が体験レッスンで気づいたのは

SちゃんはADHDではないか、ということです。

なぜ気づいたかというと

2つの障がい者施設で10年間音楽指導して

いたからです。

それについてはご両親は分かっていません。

 

私は医師ではありませんのでご両親にその事は言わず

 

「Sちゃんは頭の中で考えていることが沢山で

相手とのやりとりが追いつきませんね」とお話しました。

 

ふだんからSちゃんは

レッスン中に一方的なおしゃべりが止まらず

話のやりとりができません。

 

お話は私がSちゃんの言葉を同じようにオウム返しします。

 

例えば、Sちゃんが「ビー玉が大きい」と言ったら

私が「ビー玉が大きいね」と返します。

そしてビー玉について話題を広げていきます。

 

それがSちゃんの基礎的な生活に重要だからです。

 

 

現在はリトミックとピアノの基礎をシール貼りで学ぶテキストを使っています。

 

リトミックテキストは

音楽に合わせて足踏みするリズムレッスンと歌

ぬり絵で描く(書く)レッスンをしています。

 

ピアノと言っても

そのような特性を持つお子さんに出会った時

ごくふつうのレッスンだけでなく

その子に寄り添ったレッスンが大切だと

私は考えています。

 

レッスン中のお父さまとお母さまは

注意する発言が多く

Sちゃんができたことを「ほめる」ことに気づきません。

 

おうちでの様子も聞き取りしてみたら

やはり同様でした。

 

なのでレッスンで出来たことを褒めていますし

お父さまにも

「上手に塗れてますよ。褒めてあげてください」と促します。

 

 

しかし最近、幼稚園の音楽発表会があり

Sちゃんはまったく集中できず動き回ってしまったそうで

 

それがきっかけで

ピアノ教室退会のお申し出がありました。

 

親も子どもを育てることで親になっていきます。

私からみればご両親はまだ子育て初心者です。

 

しかし医師ではない私の話に

耳を傾けてはくださらないだろうと思います。

これもご縁です。

 

退会は残念ですが

私にとっては良い経験をさせていただけました。

 

 

みなさまにとって素敵な日でありますように。

 

富士市のピアノ教室

フェリーチェおさだ音楽教室

 

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