コンクールの心がまえ「富士市のピアノ教室」
2025/03/07
笑顔いっぱいの生徒さんが通う
人気ピアノ教室
フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。
以下は海外のコンクール審査員さんのお話です。
「これを書き記さなければならないことは
残念ですが、
非常に示唆に富む内容だと思います。
また音楽の現状や、若者全体の状況についても
多くを物語っていると思います。
誰かを傷つけないように
具体的な名前は挙げずに説明します。
最近、
ショパンのレパートリーを練習することを目的とした
ピアノコンクールの審査員を務めました。
3日間にわたり、素晴らしい音楽家である
〇〇さんと〇〇さんと共に
審査を担当できたことを非常に嬉しく
光栄に思いました。
参加者や審査員にとって
非常に充実した3日間を経て
イベントは無事に終了しました。
しかしすべての参加者は賞の結果に関係なく
審査員に対して一言もなく去っていきました。
一人を除いては。
お別れの挨拶すらありませんでした。
私たち全員が
参加者それぞれの演奏について
今後のために役立つように
詳細なコメントやアイデアを書いたことは
確かです。
それが私たちの仕事の目的でもありました。
私たちの仕事は
未来の音楽家たちを支援し
人類史上最も偉大な芸術家たちの創造と思想を
守り続けることであり
単に誰かに賞を与えるための操り人形では
ありません。
誰も「なぜ」に興味を持たず
ただ栄光や地位だけを求めています。
その結果、音楽はショパン自身が想像した以上に
最も表面的なものへと変わりつつあります。」
コンクール出場は金銭的に負担です。
特別レッスン代、出場費、交通費、衣装代など。
コンクールの曲ばかりレッスンして
他の曲を弾く時間や経験が減ります。
酷いと暗譜してしまい
譜読みができなくなります。
(ウチのお教室ではありません)
私のお教室でコンクール出場を生徒さんに強く勧めないのは
このように形骸化を恐れてのことです。
もちろん、私は生徒さんに
この審査員の先生のお話をするでしょう。
コンクールに出場できる喜び、感謝。
これらをきちんと身につけることを肝に銘じ、
コンクールに出場させたいと思います。
テクニックは必要ですが
見えない自分の魂が音になっているか、
もっと音色を追求するならどうすればよいか、
そこも指導者として伝えるべき重要なことです。
静岡県 富士市のピアノ教室
フェリーチェおさだ音楽教室
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