富士市のピアノ教室，フェリーチェおさだ音楽教室教室

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フェリーチェおさだ音楽教室の長田です。

 

最近ホルストの「惑星」がお気に入りで聴くことが多くなりました。

きっとイルミネーションを見る機会が増えて

キラキラ輝く瞬きから星＝「惑星」を思い起こしたのでしょう。

 

彼の名前や作風からロシア人かと想像していました 。

 

グスターヴ・シオドア・ホルストは1874年9月21日 生まれ 

イングランドの作曲家、編曲家、教育者。

出生名はグスターヴァス・シオドア・フォン・ホルスト

1934年5月25日没。

 

最も知られる作品は管弦楽組曲『惑星』で

他にも様々なジャンルに数多くの楽曲を遺していますが

いずれも『惑星』に並ぶ成功を収めてはいません。

 

多くの影響を受けて成立した彼の特徴的な作曲スタイルですが、

中でも成長期のはじめに決定的な影響を与えたのはワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの2人でした。

 

続いて霊感の源となったのは20世紀初頭に起こった

イングランドの民謡復興運動、

そしてラヴェルらの台頭する同時代の作曲家たちであり、

それらによってホルストは独自の様式を発展、洗練させました。

 

ホルスト一家は3代にわたってプロの音楽家を輩出しており、

彼が同じ天職に就くであろうことは幼少期から明らかでした。

 

音楽家だった父に幼いころから音楽を学び

10代のころからすでに作曲を試みていました。

 

彼はピアニストになることを夢見ていましたが、

右腕の神経炎により叶わいませんでした。

 

父は心配していたものの

彼は作曲家として身を立てることを志し、

王立音楽大学に入学してチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードに学びました。

しかし作曲だけで食べていくのは難しく

プロとしてトロンボーンを演奏し

後には教壇にも立ちました。

 

同僚のレイフ・ヴォーン・ウィリアムズによれば名教師であったようです。

 

ホルストの作品は20世紀の初頭にも頻繁に取り上げられていましたが

第一次世界大戦直後に『惑星』が国際的な成功を収め

はじめてその名が広く知られるようになりました。

 

彼が『惑星』の作曲に着手したのは1914年でした。

楽曲は最終的な曲順の通りに生まれたわけではありません。

 

「火星」が最初に書き上げられ、「金星」「木星」と続きました。

「土星」「天王星」「海王星」の各曲は1915年に作曲され

「水星」が1916年に完成されました。

 

 

内気な人物であった彼は名声を快く思わず、

穏やかに作曲と教職に打ち込めることを望みました。

 

晩年に妥協を許さない個性的な作曲スタイルが

多くの音楽愛好家の目に禁欲的に過ぎると映るようになり、

一時は高まった人気も衰えていきました。

 

にもかかわらず、彼は数多くの若い世代のイングランドの作曲家たちに多大な影響を与えました。

 

『惑星』とその他ごく一部を除く彼の音楽は1980年代まで総じて無視に甘んじてきましたが

以降は多くの作品の録音が入手可能となっています。

 

 

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