ブーニンのコンサート②「富士市のピアノ教室」
2026/01/09
ピアノで人生を豊かにする富士市の人気ピアノ教室
フェリーチェおさだ音楽教室です。
こんにちは。
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
昨夜は池袋の東京芸術劇場でクラシック鑑賞してきました。
ピアニスト スタニスラフ・ブーニンのN響との合奏とピアノソロです。
前回の続きで彼の半生とコンサートの感想になります。
世界中を演奏旅行していたブーニンは、
度重なるケガや病気によって
9年間も音楽活動を中断していたのです。
始め、左肩関節の慢性炎症による石灰化が原因で
左手が動かなくなったそうです。
その後、転倒による左足の複雑骨折を負ってしまいます。
元々1型糖尿病があったため創傷遅延から足の壊死を起こして
しまいました。
世界中の医師に診断を仰ぎましたが、
もはや左下腿切断しかないと宣告されたそうです。
もし切断となればピアノの演奏はできなくなります。
音楽への深く激しい愛がその選択を拒み
執念によって下腿切断を回避できるというドイツ人医師に
めぐり逢います。
ソビエトから亡命後の彼は
ドイツと日本の二拠点生活をしていたようです。
手術はドイツで、リハビリは日本で受けることになりました。
NHK番組には奥様の献身ぶりが映し出されています。
手術は成功しましたが、リハビリは長かったようです。
下腿切断は免れましたが
壊死組織を全て切除したことから左足が短くなってしまいました。
そのため写真のように超厚底の特製靴を
履かなければなりませんでした。
世界的な音楽家としての演奏をも取り戻さなければ
ならなかったのですから
9年間の復活への道のりはさぞ厳しかったことでしょう。
そんな彼が復帰を飾る最初のリサイタルに選んだ地は
長い間リハビリに励んだ日本でした。
2022年6月25日(土)
八ヶ岳高原音楽堂で彼は復活を遂げました。
天才ゆえの妥協なき美への追求、苦闘ぶりも
榮子夫人との二人三脚の美しい姿もNHKの放送で見る事ができました。
肝心のコンサートですが、まずはN響によるバッハです。
テュッティから始まるまろやかな音色にトリハダしました。
チェンバロはささやかで弦楽器に紛れていましたが
次第に耳が慣れてチェンバロの繊細な響きも聴こえてきました。
N響とはNHK交響楽団のこと。
テュッティとは全ての楽器が一度に鳴らす事です。
ブーニンのソロ演奏は様々な曲でした。
バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」と
メンデルスゾーンの曲を演奏したあと
再びN響によるバッハ、これは私がとりわけ好きな曲で
「2つのヴァイオリンのための協奏曲」です。
その後再びブーニンがピアノソロを何曲か演奏、
何しろプログラムには曲名が書いてなくて
急いでメモ書きしました。
先ずショパンのプレリュード2曲、うち1曲は「雨だれ」
そしてポロネーズ、マズルカ
小品をたくさん演奏してくださいました。
長い闘病であったにせよ、一曲一曲の響きはとても美しく
またとても良いお手本でした。
彼は身長がとても高いためだと思いますが
手首は鍵盤よりわずかに下で指はあまり立てずに弾くスタイル。
腕の付け根が高い位置にありますからね。
普通の体格の人では真似できません。
フレーズのおわりは手の全体を内側に掴むような動きです。
使用ピアノはイタリアの名器ファツィオリです。
ファツィオリの音を聴いてみたかったのですごく嬉しかった。
今回のショパコン優勝者はファツィオリでしたからね。
よく響き、とても柔らかな良い音でしたよ!
アンコールも2曲、そのうちの1曲はN響と一緒に
バッハの「主よ、」を演奏。
ピアノソロとはまた違う演奏が聴けました。
2曲目のソロはプーランクのノクターンハ長調
ノクターンはショパンぽい感じだけど
ショパンとは違うしな、誰の作品だろうと考えていました。
ホールから出る時、掲示板にプーランクと書いてありました。
若い世代になったN響メンバーも良かったです。
もちろん昔の徳永兄弟時代もずいぶん聴きました。
ヴァイオリンのコンマスはたぶんオールド(値段の高い古い楽器)。
セカンドも上手でしたが楽器の響きがもう少し欲しかった。
今回も良いコンサートでした。
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