ショパンのピアノ「富士市 ピアノ教室」
2026/07/02
生徒さんの才能を音楽で開花させる
富士市の人気ピアノ教室 フェリーチェおさだ音楽教室です
昨年こどもの日に
こどもになって喜んでショパンを聴きました。
ピアニスト横山幸雄さんが
100年前の自前のスタインウェイで弾くショパンを
生で聴いて「音色が古すぎる」と感じ
たのが
率直な感想です。
横山さんがこのピアノで鳴らす音は
現代の私たちが聴き慣れている
「きらびやかで完璧なショパン」とは根本的に異なる
あえて時代を1世紀巻き戻した「セピア色の音」です。
彼がショパン演奏において
その「古すぎる音色」を徹底して追求するのには
明確な理由があるそうです。
ショパンは生前に大ホールで大音量を鳴らすことを嫌い
貴族のサロンで繊細なニュアンスを弾くことを
好みました。
現代のスタインウェイは「フォルテ」が
どこまでも響くように設計されていますが
横山さんの古いスタインウェイは「儚い弱音」の
グラデーションです 。
音がパキッと立ち上がらず
少しこもったように優しく消えていく減衰音こそ
ショパンの音楽に漂う哀愁や詩情を表現するために
不可欠な「古さ」です。
金属音を排除した「歌声」のような響き
現代のショパン演奏は高音がキラキラと輝くように
響くのが主流です。
しかし100年連れ添った木とフェルトから出る
ピアノの音はカドが完全に取れて
まるで少しハスキーなソプラノ歌手が
歌っているようです。
これが現代の耳には「古くささ」や「物足りなさ」
として映る大きな原因です。
そのため横山さんがステージ上で繰り出す
「音が均一に飛ばない」
「音域によって音色がガラリと変わる」という
ヴィンテージ楽器特有の生々しさは
ダイレクトに「古すぎる」という違和感に繋がります。
しかし横山さんはその「不完全さ」や「古めかしさ」
の中にこそ
ショパンの魂が宿っていると信じ
莫大な手間をかけてホールに持ち込んでいるそうです。
私はショパンの時代に戻って「枯れた音」が
まだ判るお年頃ではないです。
が、横山さんを尊敬しています。
そういう意味で云えばイタリアのピアノメーカー
ファツィオリFAZIOLIで
ブルース・リウさんが演奏した時はとてもクリアな響きに
圧倒されました。
夢中で聴いたので前半の45分間の演奏が5分くらいにしか
感じられませんでした。
YouTubeでブルース・リウさんの
スタインウェイとファツィオリを聴き比べましたが
やはりファツィオリで弾いた方が私には好みです。
10代からコンサートに出かけて色々なピアニストさんの
音色を聴いているのですが
まだショパン時代の古き良きを感じられない私です。
ショパンはピアノメーカー「プレイエル」を
愛用していました。
横山幸雄さんはプレイエルもお持ちだそうです。
たしかショパン時代のオールドピアノを「弾く会」が
サロンのような小さな場所であるはずなので
いつか聴いてみたいと思います。
生で聴く回数が多ければ
耳にたくさんの経験値を与えることになり
自分の演奏に繋がると思います。
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